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自己消化とは?

img_siitake.gifシイタケ菌糸体培養培地抽出物「LEM」
シイタケは、通常私たちが目にするのは笠(子実体)の部分ですが、その元は絹糸状の菌糸という細胞からなっています。簡単に言うとシイタケ菌糸体はお母さん、シイタケは赤ちゃんのようなものです。
元気な赤ちゃんであるシイタケを生み出すために、母体であるシイタケ菌糸体は大きな栄養を蓄えているのです。


img_hakkou.gif微生物が作り出す醗酵食品
私たちの身近な食品である醤油、味噌、漬物、納豆、チーズなどの醗酵食品。
これらは全て顕微鏡でしか見ることのできない小さな微生物が作ったものです。微生物は食品に含まれる栄養成分を分解し、さらに栄養価が高い風味豊かな成分を作り出してくれます。
LEMもシイタケ(微生物)の働きを利用して作られていますので、醗酵食品の仲間です。 キノコを細かく砕いたり、エキスを抽出しただけの健康食品とはひと味もふた味も違います。


img_process05.jpg「LEM」はどのように作られる
では、「LEM」はどのように製造されるのでしょうか。 まず、サトウキビの砂糖をしぼった残りの繊維成分(バガスという)に、米ヌカをまぜた固形培地にシイタケ菌を接種して約4ヶ月培養します。「バガス」は国内の製糖会社と契約して、特別に調整されたものを使用しています。この培地には遺伝子組み換え原料はいっさい入っておらず、自然に近い形でじっくりと培養するのです。
菌糸が成長し、4ヶ月後培地全体が白い菌糸でおおわれてきたら、培養基ごと粉砕し、加温処理します。すると、シイタケ菌糸と培養基は、シイタケ菌糸に含まれる酵素によって自己消化を起こし、代謝成分が活性化され吸収しやすくなっています。人にはシイタケ菌糸の細胞壁を消化する酵素は持っていません。これは普段食している「椎茸」も同様で消化吸収性が悪く、優れた栄養素は外に排出されています。LEM」は短期間の液体のタンク培養とは違って、長期間じっくりと培養し、さまざまな工程を経て抽出されるのです。


シイタケ菌糸体