「LEM」はどのように作られる
では、「LEM」はどのように製造されるのでしょうか。 まず、サトウキビの砂糖をしぼった残りの繊維成分(バガスという)に、米ヌカをまぜた固形培地にシイタケ菌を接種して約4ヶ月培養します。「バガス」は国内の製糖会社と契約して、特別に調整されたものを使用しています。この培地には遺伝子組み換え原料はいっさい入っておらず、自然に近い形でじっくりと培養するのです。
菌糸が成長し、4ヶ月後培地全体が白い菌糸でおおわれてきたら、培養基ごと粉砕し、加温処理します。すると、シイタケ菌糸と培養基は、シイタケ菌糸に含まれる酵素によって自己消化を起こし、代謝成分が活性化され吸収しやすくなっています。人にはシイタケ菌糸の細胞壁を消化する酵素は持っていません。これは普段食している「椎茸」も同様で消化吸収性が悪く、優れた栄養素は外に排出されています。「LEM」は短期間の液体のタンク培養とは違って、長期間じっくりと培養し、さまざまな工程を経て抽出されるのです。
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